子育てに大事なこと3つ

住まいを決める際に意識したい、子育てに大事なことを3つご紹介します。

・周辺環境
・公共支援や制度
・保育園の確保

どれも大切なことなので、詳しくお伝えしましょう。

周辺環境

地域の安全性や道路の整備状況、周辺にある施設は要チェックです。

子どもはあっという間に成長します。よちよち歩きのわが子であっても、すぐに小学生となって1人で外出することも増えるでしょう。外出中は不審者に狙われたり、池や川などで水難事故にあったりする可能性もあります。
周辺環境を確認する際は、不審者に狙われやすい場所や事故が起こりにくい場所か判断するために、昼間だけではなく、夕方や夜の明るさと死角についても把握することをおすすめします。
子どもが公園で遊ぶのは昼間がメインになりますが、小学生や中学生になったころ、塾帰りで夜の帰宅になることも大いに予想できます。夜でも街灯があって明るいかどうか、人目がなくなる道はないかなども確認しましょう。

また、道路の道幅が広いか、ガードレールが設置されているかといったところも気になります。最近では、保育園児や小学生が被害にあった悲惨な事故のニュースも話題になっていました。
狭い道路にも関わらず、交通量が多かったりスピードを出す車が多かったりすると危険だなと感じるでしょう。子どもはその察知能力が弱いこともあるので、守ってあげる意識が必要です。

さらに、図書館や公民館、病院といった子どもが関係する施設が通い場所にあるかというのもポイントになります。とりわけ図書館は、子どもの足で通える範囲にあると便利に感じやすい施設です。

もちろん学校は近いほうが良いですが、危険性が少ないルートかどうかが大切だといえます。

公共支援や制度

公共支援や制度が整っていると、子育てしやすいと感じるでしょう。例えば、東京都練馬区では以下の3つの法律に従って認定こども園や幼稚園、保育所を通じた共通の給付や一時預かり事業の充実、延長保育事業を推進しています。

・子ども・子育て支援法
・認定こども園法の一部を改正する法律
・関係法律の整備等に関する法律(児童福祉法等の改正)

このように、公共支援や制度が整っているか、確認しましょう。

保育園の確保

共働きなら、まず保育園を確保できるか調べましょう。注目したいのが、子どもを保育園に預けたいのに預けられない、待機児童の数です。

共働きが増えているなか、保育園の役割は高まっています。すぐに入所できたとしても保育園が自宅から遠いと不便さを感じるでしょう。出産後も働きたいと思っているなら、住みたい地域にどれだけの待機児童がいるのか、調べてみてください。

子育ては地方?それとも都会?


さて、子育ては地方でするほうが良いのか、都会でするほうが良いのか、悩むかもしれませんね。ファミリーであれば、親の通勤の便利さだけではなく、子育て環境も意識したいところです。

地方と都会のメリット・デメリットを整理しましょう。

地方のメリット・デメリット

地方のメリットとしてはこちらが挙げられます。

・通学路の危険度が比較的低い
・学校の運動場や体育館が広い
・人数が少ないので教師の目が行き届きやすい
・都会より住居費をはじめとする生活費が少なくて済むので、その分教育費にあてられる

一方、デメリットもあります。

・子どもの視野が狭くなりがちなので、親が率先して外の世界を見せないといけない
・塾や習い事が近くにないこともある
・通える範囲において学校の選択肢が少ない

良くも悪くも、施設や人が少ないということが挙げられるでしょう。その特徴を心地良く感じる人もいますが、不便に感じる人もいます。

好みによるので、一概には言えませんが、地方都市まで電車で1時間ほどだと、ちょうど良いと感じる人が多いようです。通勤でもひどく大変さを感じるわけではないので、家族みんなにとってより良い環境だと言えるのではないでしょうか。

都会のメリット・デメリット

もちろん、都会にも多くの魅力があります。都会のメリット・デメリットをご紹介します。

まずは、メリットをお伝えしましょう。

・幼いころから与えられる選択肢が多い
・美術館や動物園、遊園地などの施設に行きやすい
・習い事の選択肢が多い
・公立の学校だけではなく、私立の学校も多くある

しかし、以下のようなデメリットがあります。

・住居費が高くかかる
・公園や運動場などが小さい
・車通りの多い道路に面していて危険を感じる

習い事や塾の選択肢が多いので、子どもが自分で通える範囲でも、多くのことを学べるでしょう。

その一方で、何をするにしてもお金がかかるというデメリットがあります。施設に行くだけで、入園料や駐車場代がかかります。さらに、私立の学校に通わせるとなると、多額のお金がかかってしまいます。

地方であれば広々とした一軒家に住める年収であっても、都会だと、そうはいかないでしょう。

関東圏の子育てしやすい街とは?

それでは、地方と都会のメリット・デメリットを比較したところで、関東圏の子育てしやすい街について紹介したいと思います。子育て世代は注目したい制度が整っているので、ぜひチェックしてみてください。

神奈川県横浜市

神奈川県横浜市は、東京都へのアクセスも良く、出産・育児がしやすい街として好評です。横浜市の子育て支援の内容についてご紹介します。

・乳幼児一時預かり事業
・幼児教育・保育の無償化
・待機児童対策
・放課後キッズクラブ
・放課後児童クラブ

不安も多い子育て世代の強い味方になってくれるでしょう。親にとっても通勤しやすい場所にあるので、大変人気な街です。スーパーといった買い物施設も充実しています。

東京都江戸川市

東京都江戸川区は、手厚い補助が多く、子育てしやすい環境だといえます。

・医療費の保険診療の自己負担が中学卒業まで助成を受けられる
・私立幼稚園に通っている家庭は最大月額26,000円の補助金が所得制限なく支給される
・葛西臨海公園のよう広い公園が多い

医療費補助や遊び場所を考慮すると、人気の子育てしやすい街だといえます。東京都でありながら、比較的落ち着いた土地柄なので、ひどい騒々しさは感じないのではないでしょうか。

埼玉県戸田市

埼玉県戸田市は、「産前産後支援ヘルプサービス」や「ショートステイ」、「トライライトステイ」などが利用できます。

「産前産後支援ヘルプサービス」とは、掃除や洗濯、おむつ交換などの育児を中心にヘルパーを派遣してくれるサービスです。妊娠中から子どもが1歳になるまで利用できます。とりわけ初めての育児だと困惑することや心配なことが多いでしょう。そんなときヘルパーさんのアドバイスが助かります。

また、介護や出産のときに一時的に市と契約した施設で子どもを預かってくれる「ショートステイ」や、夜9時30分まで預かってくれる「トワイライトステイ」があります。忙しい親のサポートをしてくれるでしょう。

まとめ

子育て補助ランキングを参考に、おすすめの街を選んでみました。地方か、都市のどちらを選ぶか悩むかもしれませんが、それぞれのメリット・デメリットを考慮した上で、判断すると良いでしょう。

どういった環境で子どもを育てたいかは、人それぞれです。これといった正解はないので、よく検討しましょう。

環境は子どもに大きな影響を与えるので、後悔のない選択をしたいですね。

※参考サイト
▼子供が生まれる前に子育てに大切な5つの環境を整えよう│アルファジャーナル

子供が生まれる前に子育てに大切な5つの環境を整えよう


▼子ども・子育て支援新制度の概要|練馬区
https://www.city.nerima.tokyo.jp/kosodatekyoiku/kodomo/shinshien/shinseidogaiyou.html
▼「子育てしやすい街」を見極める。ポイントは行政による支援!|ひかリノベ

【2021年】「子育てしやすい街」を見極める。保育の充実度は要チェック


▼子育ては都会と田舎どちらを選ぶ? それぞれのメリット、デメリット|LIMO
https://limo.media/articles/-/9824
▼関東の子育て支援事情 子育てしやすいエリアは?|LIFELIST
https://www.homes.co.jp/life/cl-kurashi/cm-family/7662/
▼子育て|横浜市
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kosodate-kyoiku/
 

おすすめの記事