子供の乗ったベビーカーを押す男性と笑顔で話す女性

子育てにおいて、住宅やその周辺環境は生活の快適さを大きく左右します。部屋や間取りも大事ですが、子どもの教育施設や支援制度、医療機関などの周辺環境が整っているかどうかは無視できないポイントです。今回は、そこで子どもがのびのびと育ち、都内へのアクセスも良いと言われている神奈川県内で、様々な観点から”住み良さ”を考えた子育てにおすすめの地域をご紹介します。

子育てに優しい環境とは?

一言で”子育てに優しい”と言っても、どのような点を重視すれば良いのでしょうか?

出産へのサポート制度から不安定な子どもの健康状態を考えると産婦人科にいかに通いやすいかも重要ですし、混み具合や対応の良さも気になるポイントです。

また、保育園の受け入れ態勢が整っているか、小中学校の制度は整っているか、学習塾はどうか…など子どもに十分な教育を受けさせられるかも確認したいですよね。幼少期には公園や児童館、図書館などの設備も整っていた方が助かります。

他にも、お母さん目線から”安く”、”行きやすい”スーパーなどの商業施設があるかどうか、区役所や市役所の対応は十分なものかも大切なチェックポイントです。

赤ちゃんを連れて歩く場合、電車・バスの交通の便の良さや安全に自転車を運転できる交通量なのかも事前に必ず確認しておく必要があります。

チェックポイントが沢山ありますが、地域の子育て支援が充実しているかも念頭に置いて住まい選びをしてくださいね。

神奈川県で子育てするならここ!

緑の電車と富士山

前項のようなポイントを抑え、実際に子育ての環境において評判がいい地域をいくつかご紹介していきます。

神奈川県は都内に比べて費用を抑えられる場合もあり、自然も豊富で老後の生活や子育てを考えたファミリー層から人気が出始めています。都内に出るときに交通アクセスが整っている点もありがたいですね。

横浜市青葉区

東急田園都市線が通る「青葉台駅」、「たまプラーザ駅」、「あざみ野駅」などがある横浜市青葉区。

東急田園都市線は1本で渋谷まで出る事が出来るので、都内に住まなくても交通の便で苦労しないのが嬉しい点です。

何と言っても青葉区は教育熱心な街。学習塾も多く整っているので平成26年度の調査では、私立中学校への進学率は横浜市内でトップだそう。

学習塾だけでなく、子どもに習わせたいピアノや水泳などのスクールも充実しているので隠れた才能を見つけたり、子ども自身で好きなものを見つけたりするのに最適な環境と言えます。

中には教育のために青葉区に引っ越す家庭もあるそうで、「教育に力を入れたい!」というご家庭が神奈川県内で住まいを探す際はチェック必須になりそうですね。

また、教育面だけでなく子どもの遊び場にも不自由しない環境で、公園や自然も豊富なのが青葉区の特徴です。更には共働きの家庭に優しい保育システムも充実していて、子育ての環境としてはとてもポイントが高い街です。家賃相場は3LDK-4DKで12万円となっています。

横浜市都筑区

横浜市営地下鉄のブルーライン、グリーンラインが通る「センター南駅」や「センター北駅」があるのが横浜市都筑区です。ブルーラインは横浜駅も通っており、グリーンラインの日吉を通れば渋谷まで40分程度。都内に出るにもまずまずな距離ですし、横浜駅には出やすいので不便はしなさそうですね。

都筑区は、青葉区と同じように教育面が充実していて中学校受験をするにも環境が整っています。

特に着目したいのがファミリー層の多さ。若い世代のファミリー層が多く住んでいて、ベビーカーでの移動にも配慮された場所が多く、子どもを連れて歩いても浮かないので安心して商業施設にも入る事ができます。「ここは子連れだと入りづらいかも…」というお悩みが減るのはとても嬉しいですよね。

また、緑道などの自然が残されているのも都筑区の素敵なポイントで、子どもに自然と触れ合いながらの遊びを楽しんでもらう事ができます。都筑区の家賃相場は3LDK-4DKで12.8万円程度です。

横須賀市

京急本線の「横須賀中央駅」、JR横須賀線と京急久里浜線の通る「久里浜駅」などがある横須賀市。京急本線は横浜から品川駅、JR横須賀線は横浜から新橋、東京、千葉まで通っていて交通の便の良さが抜群です。

横須賀市には米国海軍の在留基地があり、国際的な雰囲気も漂っている街です。公立小学校にも外国籍の子どもが多く通っていて、インターナショナルな感覚に抵抗がない雰囲気も横須賀市ならではの特徴です。

中でも子育てにおいて重要な保育園が多く、待機児童が少ない点を見ても子育ての環境が整った地域だと言えるのではないでしょうか。保育園だけでなく、幼稚園や小学校、中学校、高校、大学までと教育機関が近くに揃っているので子どもにとっての友達作りにもピッタリな環境です。通学に時間がかかると子どものストレスにも繋がりますし、学校が家から近いというのは安心材料になりますよね。

医療機関も駅近に揃っているので、もしもの場合にも助けになります。

また、家賃相場が3LDK-4DKで9.3万円と比較的お安くなっています。あくまで目安にはなりますが、同じ神奈川県の中でもなるべく費用を抑えた住み替えをしたい、でも子育ての環境にはこだわりたい!という方には一石二鳥なのが横須賀市です。

藤沢市

湘南新宿ライン、JR東海道本線、小田急江ノ島線、江ノ電鉄線が通る「藤沢駅」はもちろん、小田急江ノ島線、相鉄いずみ野線、ブルーラインが通る「湘南台駅」のある藤沢市はご覧の通り交通アクセスがとても良い地域です。

藤沢から新宿までは湘南新宿ラインで1本、東海道本線は東京駅や熱海まで繋がっています。

湘南周辺は海に恵まれており、中には海でのイベントや授業まで行う小学校もあるそう。自然に恵まれていながら都心までのアクセスも良いので、子どもが成長してからも十分に満足して生活が出来るはずです。

何と言っても藤沢市は医療機関が大変整っています。風邪や怪我に悩まされやすい小さな子どもは、病院にお世話になる機会が想像をはるかに超えて多くなります。その点、藤沢市には病院の数が多いだけでなく、なんと小学校卒業までは子どもにかかる医療費が無料となっているのです。毎回の医療費に悩まずに子どもを医療機関に連れて行けるというのは、子育てにおいてとても重要なポイントになってきますよね。

また、児童館もあり街自体に子どもが沢山居るので、親御さんものびのびと子育てが出来る環境で、子どももストレスなく過ごしやすい街です。

藤沢市の家賃相場は3LDK-4DKで10.3万円。医療費の負担が少ないことを考えると、経済的側面でも嬉しい地域になっています。

神奈川県は子育てにピッタリ!

砂浜で遊ぶ家族

神奈川県には、想像以上に子育ての環境が整っていることがお分かりいただけたのではないでしょうか。湘南ならではの海との触れ合いもできますし、豊富な自然と教育機関も整っていて子どもを私生活からも、教育の面からも支える事ができます。

また、子どもを連れて商業施設や医療機関に入る際のストレスが少しでも少ない地域を選びたい方にも神奈川県はピッタリです。

地域の環境は将来的にもとても重要な条件となってきます。同じ子育てをするにしても、必要な設備や支援が整っているかどうかで負担量が大きく変化するのです。後々後悔しないよう、子育ての環境が整っているかを事前に調べて住み良い街を選んでくださいね。

 

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