田舎に移住するメリット・デメリット
田舎に移住するメリット・デメリットをそれぞれ紹介します。ゆったりした環境での子育てに憧れを抱くなら是非知っておいてはいかがでしょうか。
田舎に移住するメリット
田舎に移住するメリットとしては以下が挙げられます。
・住居費が安い
・とれたての新鮮な食材が手に入る
・豊かな自然がある
・自然を活かしたレジャーが豊富
・四季を感じながらゆったりと過ごせる
一番強く感じるメリットが、住居費が安く済むというものではないでしょうか。自宅を買うにしても借りるにしても、東京の1/3~1/2くらいで済むことがあります。
また、賃貸を含めても、一軒家が多いのが特徴です。一軒家であれば、子どもが騒いでも下の階への音の影響を気にする必要がありません。さらに、比較的スペースに余裕を持てるので、窮屈な思いをすることがないでしょう。
自然を活かした、食材やレジャーも魅力です。四季を感じながら、日々を過ごせると充実感があるでしょう。田舎でゆったり余裕を持って暮らしてみませんか。
田舎に移住するデメリット
一方、田舎に移住するデメリットも考慮しなければいけません。
・仕事が少ない
・比較的収入が低い
・車が必要となる
・人間関係が濃く、親しくなるのに努力が必要
・教育機関の選択肢が少ない
田舎には、都会ほどの会社がありません。そのため、仕事や給料が少ない傾向があります。そこに、ガソリン代や車検など車関連の費用がかかることを考慮しましょう。
どこまで公共交通の良さを求めるかによって差がありますが、車がないと毎日の買い物のままならない地域もあります。車が運転できないなら、その点も考慮しないといけません。
また都会居住者が田舎に移住して困惑するものとして、人間関係が挙げられます。都会とは感覚がことなり、引っ越してきたばかりだとその地域になじむのに苦労するかもしれません。祭りや水路の掃除といった地域の行事の付き合いもあります。
さらに、子育て世代にとっては、教育機関の選択肢が少ないことは大きな懸念点になるでしょう。大学や専門学校といった高度な教育機関が充実している地域は少ないので、将来的に考えると子どもは地域を離れることになるでしょう。そのまま都会暮らしになる可能性もあります。
ずっと家族で一緒に暮らしたいなら、都心から1時間ほどの距離の田舎に住むのが良いのではないでしょうか。
子どもを連れて移住するときに考えるべきこと
地方移住を検討する上で、重要視したいのが、「子育て支援」と「就職支援」です。全国の自治体でさまざまな支援があるので、代表的なものをご紹介します。
子育て支援
役立つ子育て支援をご紹介します。
・栃木県益子町:毎年18歳までの子ども1人あたり1万円の子育て応援手当を支給する
・兵庫県豊岡市:満1歳、満2歳の子どもを育児している保護者を対象に、市内の保育園および認定こども園に1回預けることができる
・長野県天龍村:保育園の全園児の給食・おやつ、および公立小・中学校の児童・生徒の給食費を100%村が補助する
・奈良県川上村:子どもの習い事(芸術・文化・スポーツ・学力補充)に対して、1種目の年間受講料等の1/3(上限2万円)1人3種目までを助成する
・北海道名寄市:片道3km以上離れた幼稚園、保育所(認可)へ保護者の送迎により通園をする場合、距離に応じた補助金を交付する
・長野県大町市:大町市で3歳になる子どもに市内で利用できる商品券3万円プレゼント
・千葉県鴨川市:中学3年生まで医療費無料
就職支援
地方では、就職支援も充実しています。例えば、高知県高知市では一定の要件を満たす新規就農者に、研修費として最大月額15万円を1~2年以内の期間支給します。
20〜30代の地方移住者のなかで人気の職業は「地域おこし隊」でしょう。「地域おこし隊」は、農林水産業への従事を行いながら、その地域への定住・定着を図るという取り組みです。都市地域から過疎地域などに生活の拠点を移して、一定期間、地域ブランドや地場産品の開発・販売・PRといった地域おこしの支援をします。
40代以上を対象としたシニアのポジティブセカンドキャリア推進事業の一環として、「移住に伴う支援金」も実施中です。地方における起業、UIJターンによる起業・就業者を創出します。老後を意識した年代の移住者が利用しているようです。
おすすめの移住先
さて、おすすめの移住先としてはどこが挙げられるのでしょうか。どこの地域にも魅力はあるのですが、とりわけ人気が高い4つの地域に注目したいと思います。
長野県
長野県は、子育て世代向けの支援を行っているので移住先として人気です。とりわけ、伊那市や上田市が選ばれています。具体的には、以下のような魅力を実感できるでしょう。
・豊かな自然がある
・手厚い移住者支援がある
・移住者が多いので、なじみやすい
・求人数が多い
・北陸新幹線や高速道路などがあるので都市圏からのアクセスが良い
涼しい夏は避暑地として利用されている長野県を、地方移住の候補にしてみてはいかがでしょうか。
北海道
北海道は、2016年から積極的な移住者支援プロモーションや相談会を行っています。観光地としても人気の北海道には憧れを持っている人も多いのではないでしょうか。もともと移住者が多い地域なので、閉塞感なく、地域になじみやすいと好評です。
・食材がおいしい
・移住者がなじみやすい環境
・雄大な自然がある
広い大地で快適に過ごせるのではないでしょうか。
大分県
大分県は移住者支援策が手厚く、移住者が多い地域です。物件の紹介や仕事の紹介、先輩移住者の紹介など、丁寧なサポートが喜ばれています。とりわけ、竹田市や豊後高田市が人気です。
・紹介型の丁寧な移住者支援がある
・水がおいしい
・温泉が多い
移住者の事情に合わせたきめ細やかなサポートをしてくれます。
湘南
湘南は、都心から1時間ほどのアクセスの良さで、かつ、自然が多いので移住先として人気です。とりわけ、大規模な開発が進んで注目されているのが、辻堂です。ショッピングモールや病院、公園など、子育てに必要な施設がそろっています。
・海に出やすく自然が豊か
・都心にアクセスしやすい
・子育て支援が充実している
例えば、平塚では中学3年生まで入院と通院どちらも医療費が無料です。さらに、子育ての悩みや不安をサポートしてくれる制度も整っています。
まとめ
子育てしやすい環境を求めて移住する人も少なくありません。今回は、長野県や北海道などをご紹介しましたが、どの地域にも魅力が多くあります。
とりわけ、湘南は海が近く自然が豊かで子育てに良い環境だといわれています。湘南のなかでも、辻堂や平塚、湘南台がおすすめです。施設が整っていて、不便さを感じません。
都会と地方のメリット・デメリットを考慮して、快適な子育て生活を送りましょう。
※参考サイト
▼憧れの「田舎暮らし」子連れだと、どんな生活になる?おすすめの移住先は?|al.ways!
https://www.alpine.co.jp/special/always/article50.html
▼【2018年度版自治体支援制度】子育て|JOIN
https://www.iju-join.jp/feature_exp/065_02.html
▼「地方移住」を考えるなら、国や自治体からの支援金を活用しよう!|PRESIDENT WOMAN
https://president.jp/articles/-/19110
▼地方創生|内閣官房・内閣府総合サイト
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/sousei/shienkin_index.html
▼湘南に住むならどこがいい?子育てにおすすめエリア3選|くらす湘南
https://class-shonan.com/shonan-osusume-area/