湘南・藤沢は都心から気軽にアクセス可能で、ふとした時も海をすぐ満喫できるスポットとして人気があります。湘南・藤沢周辺の海は数多くのテレビドラマや映画のロケ地にも使われ、身近に海がある暮らしに憧れて都内から移住する人も少なくないと聞きます。湘南・藤沢エリアの海スポットと聞いて、みなさんはどこを思い浮かべますか。
湘南・藤沢の海と一口にいっても一般的に知られている所だけではなく、まだまだ知られていない魅力的なスポットが多くあります。今回はそんな海好きの聖地、湘南・藤沢エリアの隠れざる魅力をご紹介します。
湘南地域のエリア別の特徴
「湘南」は、神奈川県相模湾沿岸の地方を指します。そして「藤沢」は神奈川県の南部中央に位置した市で湘南の一部であり、藤沢は湘南地域の中で最大の人口を有しています。湘南をエリア別に分けると「逗子・葉山エリア」「鎌倉エリア」「藤沢エリア」「茅ヶ崎エリア」の4つです。ここではそれぞれのエリアの特徴を見ていきましょう。
逗子・葉山エリア
逗子・葉山エリアには古くから別荘や保養所が多くあり、お屋敷街として知られています。小高い山に囲まれ、森戸海岸、逗子海岸、一色海岸などの浜辺には海開き中は多くの海の家が並び、地元の人を中心に多くの人で賑わいます。
逗子海岸ではウインドサーフィンを楽しむ人が多く、森戸海岸は湘南屈指の夕日スポットとして知られます。一色海岸は葉山御用邸前の穏やかな雰囲気のビーチです。どれもプライベートビーチ寄りのため、ゆったりと静かな時間を堪能できます。
また、逗子・葉山にはおいしい老舗料理店が多いのも特徴です。また、このエリアにはモーターボートやヨットの停泊所、マリーナがあるのも特色でその中でも有名な「逗子マリーナ」は分譲マンション、共有会員宿泊施設、結婚式場、ハーバー、プール、レストランが集まる総合施設として親しまれています。
鎌倉エリア
鎌倉は「鶴岡八幡宮」「報国寺」をはじめとする寺社仏閣が点在した歴史の息づく観光スポットです。四季の移ろいを感じられる山々もあれば、街中にはレストラン、雑貨店などが立ち並び、ビーチはサーファーで賑わっています。老若男女問わず多くの観光客に愛される地で、多彩な顔を持った奥深い街といえるでしょう。
鎌倉を語る上でもう一つ欠かせないのが江ノ島電鉄、通称「江ノ電」です。その魅力は多彩な車両、昔懐かしい車内空間、風光明媚な車窓からの景観など多岐にわたります。メディアでも鎌倉が取り上げられる時には必ず江ノ電が話題になり、多くの人に愛されている電車です。江ノ電の誕生は1902年とかなり昔にさかのぼります。開通した時のルートは藤沢~江の島間でしたが、時代が進むにつれて開通が進み現在は藤沢から鎌倉までをつなぐルートになっています。
何度も廃線の危機もあったようですが、今では年間の利用者が約1800万人という大人気の路線となっています。鎌倉観光では江ノ電に乗らないと気が済まないという人も多いのではないでしょうか。
藤沢エリア
藤沢はなんといっても恋人やサーファーの聖地「江の島」が有名で、湘南を代表する地域といっても過言ではありません。新江ノ島水族館や、江の島展望灯台、江の島アイランドスパなどの大型施設も充実しており、多くの観光客が集まります。また、一人暮らしからファミリー層まで様々な人が居を構える暮らしやすい地域でもあります。商店街も多くあり、飲食店、病院、衣料品店などにもアクセスしやすく、生活には困りません。
茅ヶ崎エリア
サザンオールスターズのデビュー曲「勝手にシンドバッド」の歌詞にも登場するのがこの茅ヶ崎です。もともと有名になったきっかけは、加山雄三の父がオーナーだった「パシフィックホテル」だそうです。道が狭いため車での移動が困難な茅ヶ崎は自転車の街で、家族一人一人が専用の自転車を持っているそうです。
茅ヶ崎・柳島~藤沢湘南海岸公園まで8.4kmをつなぐ茅ヶ崎サイクリングロードは海を眺めながらサイクリングが楽しめるため、自転車の街にふさわしい名所として人気です。
湘南・藤沢の海が堪能できるオススメスポットをご紹介!
歴史、自然、人、電車、レジャーと様々な魅力がある湘南・藤沢エリアですが一番の魅力はやはり海でしょう。ここでは、湘南藤沢エリアの海が楽しめるスポットを厳選してご紹介します。
稚児ヶ淵
稚児ヶ淵は隆起によってうまれた海食台地で、江の島の西南端の岩屋の周辺に広がっています。断崖の真下にあり、打ち寄せて砕ける波と遠くへ見える富士山へ沈む夕日の美しさで有名なスポットです。その夕日の美しさから「かながわの景勝50選」にも選ばれています。「稚児ヶ淵」という名前は鎌倉の相承院の稚児白菊という人がこの淵に投身したことに由来しています。
江の島シーキャンドル
江の島シーキャンドルは海抜101.5mの場所にある展望台です。伊豆半島、箱根、そして富士山などを眺めることができる湘南のシンボルです。特に人気なのは夜景で、海沿いを走る134号線は絶景です。展望台自体もイルミネーションで彩られ、デートにも最適です。大人500円、小人250円というリーズナブルな価格で絶景を楽しむことができる、子どもから大人まで楽しめるスポットです。
辻堂海浜公園
辻堂海浜公園は辻堂駅から海に向かう途中にある広い公園です。ウォータースライダーが楽しめるプールや、交通公園、BBQスポットなどもあり、地元民で賑わっています。海にも近いですが遊泳には適していないので、子どもを安心して泳がせたいファミリー層にも人気です。「みんなが楽しめる公園」を目指している辻堂海浜公園では、バリアフリーの取り組みも進んでいます。
江の島ヨットハーバー
江の島ヨットハーバーは、1964年の東京オリンピック時に整備された日本初の競技用ハーバーで、約1000隻のヨットが収容されています。一年を通して温和な気候な地域のため、多くのヨット競技が開催されています。2020年のセーリング競技でも使用されることが決まっており、今再注目されているスポットです。
藤沢市は「主婦が幸せに暮らせる街ランキング」NO.1
藤沢市は「主婦が幸せに暮らせる街ランキング」NO.1に選ばれているのを知っていますか?全国の20~40代の主婦を対象にし、日常生活においての幸せ度を「暮らし」「お金」「家族」「モノ・趣味」「食事・健康」の5つの点から点数化した調査によるものだそうです。バブル期の消費の時代が終わり、今は好きなものにこだわりメリハリのある消費をする傾向になってきています。
そんな時代の移り変わりの中で、主婦も経済的な豊かさより気持ちの充実を求めるようになり、都心での生活に固執せず郊外での生活を楽しむ人も増えてきています。藤沢市は郊外でありながら交通アクセスもそこまで悪くなく、自然や歴史、買い物環境も充実しており、その点が主婦に支持されているようです。
まとめ
湘南藤沢エリアはその歴史、自然、人、観光スポットの豊かさから多くの人々に愛されています。一番の魅力は海で、特に夏はその海に憧れる多くの人々で賑わっています。都心から離れた郊外にもかかわらず、交通アクセスの良さや買い物のしやすさから、郊外ライフに憧れる主婦からも絶大な人気を誇っています。今はバブルの時代が終わり、お金より気持ちの豊かさが求められています。そんな中、趣味に没頭でき、自分らしいライフスタイルを送れる場所として湘南藤沢エリアが今注目されています。
参考:http://www.shonanlife.jp/what.html
https://allabout.co.jp/gm/gc/449086/2/
https://enokama.jp/spot/稚児ヶ淵
https://rtrp.jp/spots/95c4380a-6952-4429-a9ca-cd8aad8aa5f9/
https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1021277-d1815326-Reviews-Tsujido_Kaihin_Park-Fujisawa_Kanagawa_Prefecture_Kanto.html
https://tokyo2020.org/jp/games/venue/enoshima-yacht-harbour/
https://www.2020games.metro.tokyo.lg.jp/taikaijyunbi/taikai/kaijyou/kaijyou_25/index.html
https://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/150303/lif15030310110005-n1.html